公開: 2023年3月11日
更新: 2023年4月7日
文明発祥後の人類には、エジプト文明における死後の世界についての考えが典型的であるように、死者の霊は、死後の世界に行って、長い時間を生きることを前提としていました。これは、生きていた時と同じような世界が、死後にも存在し、死後の世界でも平和に生きられることが重要だと考えていたことを意味しています。王であれば、死後の世界でも王として生き続けることが必要でした。
死後の世界でも、生きていた時のように平和に生きられるように、必要なものを死体と一緒に埋葬することは、様々な文明社会で行われました。人類は、死後の世界を信じ、死んだとしても、死後の世界で平和に生きられることを願う習性があるようです。さらに、いくつかの文明社会では、死者が再び「生き返る」と信じている例もあります。仏教の転生も、それに当たります。